焼津の鰹節

かつお節を感じるときは、だしが効いた、おいしいおみそ汁を飲んだ時 うーん美味いと塩分控えめにしている私もつい飲み切っちゃいます。私が、子供の頃にはどこの家にもかつお節けずり器なるものがあって、面白がって固い鰹節をけずったものです。ところで、我が家のだしはなにを使っているのか聞いたところ、知る人ぞ知るパウミーということでした。このパッケージのかつお君、目が大きくて可愛いのである。
焼津の鰹節
いつも、お世話になっている「鰹節」、もっと知りたいと思っていたところ焼津郷土博物館で今「焼津の鰹節」展をやっていたので、行ってきましたよ。展示で解ったのは、元々焼津は、静岡や藤枝などの生魚の市場があったので、鰹節の製造は全国的には早くなかった。
でも、明治20年頃、焼津の先人達は、漁船の発達とともに大量の取れるようになったカツオを生魚以外に利用できないか?と、鰹節の研究のため土佐へ勉強に行ったり・土佐の人にきてもらったりして、研究に研究を重ね、明治28年に村松善さんが第4回内国勧業博覧会で1等賞を取って、全国的に「焼津節」の評価が高まったそうです。この村松善八さん(マルハチ村松さん)の小売店は、今も焼津の浜通りに開店しています。(焼津を愛する心意気を感じます。)
そして、大正3年頃から百貨店と取引が始まったそうで、焼津の人は百貨店の人を羽織・袴で出迎えたそうです。
途切れることない研究と販路開拓、このことは今も焼津の多くの企業に受け継がれているように感じます。
最後に、鰹節を大量に干している写真焼津の鰹節と魚がしのロゴが、今に通じる鰹節を運ぶトラックの写真焼津の鰹節のっけておきます。こばけん


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2012年12月23日 Posted by焼津トロ箱ナビ at 15:17 │Comments(0)産業

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